中医学ってなに?

中医学は、中国伝統医学とも言われ、数千年にわたる人体の生理と病理の研究と臨床経験が基礎となっています。

<中医学の基本的な考え方>
人は自然界の中で生きており、季節・気候は人の体に影響を与えるものと考えられています。湿度や気温の変化によって気や血の巡りも変わってきます。たとえば、季節の変わり目で気温の変化で体調を崩しやすい時期には治療に来られる方が多くなります。
中医学では人の体を有機的な統一体として捉えます。内蔵と体の各組織はすべて経絡のはたらきによってつながっています。経絡は気と血の流れる通り路のことです。病気になると臓腑(内蔵)の機能が失調し、経絡を通じて体の組織や器官にも反応が現れます。
中医学では患者さんの病態を把握する理論と知識と技術を用いて治療します。病の原因、どうやって発病したかを診察・診断した上で、治療方針を立て、施術します。これを、弁証論治と言います。 同じ頭痛でも、寒さに晒(さら)されて起こったものと、ストレスに晒(さら)されて起こったものとは、原因が違うので病の起きる過程も違います。当然取る経穴(ツボ)も違います。これを「同病異治」といいます。また、ストレスからくる胃痛とストレスによる頭痛は原因が同じですから、治療方針は変わりません。違う症状でも、原因が同じなら治療方針は同じです。これを「異病同治」といいます。


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李式家伝鍼灸

中医学は、中国伝統医学とも言われ、数千年にわたる人体の生理と病理の研究と臨床経験が基礎となっています。
呼泉堂の鍼灸は、中国河南省南陽で発展した李式中医鍼灸を用いて治療しています。日本式でも中国式でも針は体内の滞ったものを通す効果が主流となり、体に足りないものを補うには漢方を服用します。李式の鍼灸は針で気血・津液を補う手法を用います。
その昔、中国の河南省南陽は経済的に貧しい地域であり、病気になっても漢方薬を購入できる人は少なく、どうにか鍼灸だけで病を治せないかと李家が2〜3代かけて手技を編み出しましたものです。この中国の中でも珍しい鍼灸を中国に何度も通い李世珍先生より学びながら手技を習得しました。呼泉堂の「病を治す鍼灸」の理念はここからきています。


李世珍先生と南陽の治療院にて

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経穴(ツボ)について

テレビや雑誌で”肩こりにはこのツボが効きます”、などと聞いた事があると思います。ツボは経穴と言います。
経穴は気血が集中する場所で、人体の要所に分布しています。同じ経穴でも様々な特性や効果があります。経穴の手技によって一つの経穴で気血を補うことも気血の流れを整えることもできます。
経穴の下には経気があり、その経気を針を入れて捉えることを“得気”と言います。針を入れた時に感じる響きは、得気したという体のサインです。


ツボとツボをつなげていった経路を経絡と言います。
経絡の中には気血が流れていて、全身を縦横にめぐり、体を養ったり、機能を維持する働きがあります。また、経絡は五臓六腑(各内臓)とそれぞれつながっています。
例えば、肺は鼻と繋がっていると考えられており、肺に異常があると鼻づまりやくしゃみ、鼻汁などの症状が起こります。
経絡上に異常がみられる場合は関連する臓腑に異常があると考えられ、経絡上の経穴(ツボ)に針をいれることで気血を調整し、病を治していきます。



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気血・邪ってなに?

中医学的な考え方に基づいて説明します。
気とは、体をつくる基礎的な物質であり、活動するエネルギーです。血は体を養い、精神活動を支える役割があります。気血が体に十分めぐっていると病にかかりにくくなります。
邪とは病気を引き起こす原因一つです。人体の臓腑や経絡、気血の機能を正常に保つパワーあれば、邪気を防ぐことができますが、このパワーが少ないと邪気が入りやすくなり、発病します。 風邪も邪の一つです。たとえば、冬は乾燥して寒いので、邪の一種である燥邪や寒邪が身体にさわると咽喉がイガイガしたり、ゾクゾクして鼻水がたれるようになります。 寒い場所に長時間立っていてお腹が痛む場合も寒邪がお腹に入ったためと考えられます。



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治療方針の立て方

1.望診
患者さんが治療院に入ってくると、立ち姿、姿勢、歩き方や顔の表情、顔色などを診ます。舌の色や舌苔の有無など舌の状態から体の調子を診る舌診も重要な診療方法です。

2.聞診
患者さんの声の大きさ、高低、呼吸の強弱、においの情報を集めます。

3.問診
詳しい病歴や服用している薬、便通や尿、睡眠の状態など治療方針をたてる際に必要な情報をお伺いします。

4.切診
患者さんの体に触れて情報を集めます。脈をとる脈診、お腹を触って体の状態を確かめる腹診を行います。 疾患のある局所だけを診るのではなく、体全体を一つと考えて治療方針を立ててから治療に入ります。



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